空家を売却したいけど、家財道具や残置物が残っていてどうしたらいいか分からない——。 住みながら売却したいけど、散らかっている台所やリビング等を片付けるのが大変だな——。 室内写真を撮影されて不動産ポータルサイトに掲載されることに抵抗感がある——。物件により様々です。不動産業者はお客様から物件の売却の依頼を正式に頂くと、おおむね直ぐ不動産ポータルサイトへの掲載準備を行います。通常、物件の外観・内観の写真撮影や周辺環境の再確認や写真撮影等を行います。内観写真撮影の為に担当者の営業マンからは、「家財や残置物の処分業者をご紹介します」や「写真を撮るので室内を片付けておいてください」といった連絡がはいります。「――言うは易く行うは難し――」このように思ったりしますよね。
売出方法のコツ その壱
実家を売却したいけど、家財道具や残置物が、相続した当時の全くそのままの状態で残っているケース
この様なケースはよくあります。相続した当時の全くそのままの状態です。例えば、台所のお茶碗やお箸はシンク内でそのまま・リビングテーブル上にはチラシや様々な物が置かれた日常的な状態です。全く本当に当時のそのまま—— の状態です。私の場合このような時、「あえて全くそのままの状態にしておきたいのかな・・・」「どこから手をつけていいのか分からなかったのかな・・・」「遠方だし片付ける時間もなかったのだろうな・・・」「大変だったんだろうな・・・」 主にこのようなことが現場では頭に浮かんでいました。このようなケースの場合、依頼人は大抵、遠方にお住まいの相続人でした。なぜ全く片付けなかったのかはどなたにも一度も聞いたことは無いので真実はいまだ分かりませんが、このような物件の場合、なぜかというかたまたまだったのかは分かりませんが、そのほとんどが常識的な相続人だったのが印象的です。多分、遠方ということで片付けより様々なことで大変だったんだろうな・・・と今は思っています。
それでは、本題の家財等が全くそのままの状態で残っているケースの場合の進め方についてですが、まず初めに、思い出の品・思い入れの有る物は事前に回収しておきます。これが一番時間のかかることかもしれません。人によって数点だったり数十点の場合もあると思います。どのようなものが大事かどうかは人それぞれ様々だと思います。自分にとって本当に大事な物はもちろんですが、大事そうなものもとりあえず、回収しておくことをおすすめいたします。大事なものを除いた後の残置物が撤去する対象です。大事な物を回収した後は、大手又は地元で有名な中古品店に出張買取を依頼しましょう。

この段階で、中古品店に出張買取依頼をします。
中古品店は、年々、買取の品目や条件が厳しくなってきているようで、最近では見てもらってもほとんどの物が買取対象外の場合もあります。なので買取金額にはあまり期待は持たない方がよろしいと思います。そしてもし時間があれば、次は地元の別の中古品店に出張買取を依頼します。買取に関して地元の有名な中古品店と同様の可能性が高いですが、意外にそうではない(買い取ってくれる)場合もあるので、依頼してみるのもよろしいかもしれません。そして最後に福祉やボランティア団体に回収・寄附を依頼します。福祉やボランティア団体は買取ではない場合が多いと思いますが、使える物はどなかたに使ってもらったほうが良いと思いますし、撤去しなければならない対象物も減少するので利用をおすすめいたします。私の場合、現役時代はこのような流れで中古品店や福祉団体を利用することをおすすめしてきました。そして、それでも残った残置物については撤去処分業者に依頼します。(当然、残置物のボリュームが少ないほど撤去処分費用も抑えられるので、中古品店や福祉団体には買取料金が無償であっても回収してもらい、少しでも空家内の残置物を減らしたほうがよろしいと思います。) 撤去処分業者も一括査定見積りが有りますが、まずは担当者から、費用の目安を聞いておくとよろしいです。私の場合、例えば箪笥等の家財数点だと3万円程度(数点だと割高です)・30坪程度の住宅で一般的な数量の場合、25~30万円程度とお伝えしていました。まれにトラック1台分で2万円や逆に50~100万円程度というような極端に低額や高額な場合も有るので注意が必要です。あまり費用をかけたくない場合ですが、自分の車等で自治体の処分場に持ち込むことが問題無いのであればそれも良いかもしれません(思っている以上に大変ですが撤去処分費用は抑えられます)。

小型の残置物については、時間や手間などかかりますが、ものによっては回収しておいて後でメルカリなどを利用するのも選択肢の一つだと思います。
売出方法のコツ その弐
およそ一般的な状態で片付いているケース
この場合、コツその壱のケースと少し異なります。コツ壱のケースの場合は、たいてい家中どこも、すっちゃかめっちゃかな状態なので、全て撤去処分の道をすすめますが、およそ一般的な状態で片付いている場合、コツその壱と同様にすすめる場合もありますが、もう一つの方法として、一般的な状態又は通常又は通常以上に片付いている場合は、例えばキッチンなら食器類等・子供部屋ならおもちゃ等、要は小物類は段ボールに移して、部屋の隅又は目立たないところにまとめてしまう方法をおすすめします。内覧時は余計な生活感はあまりださないほうが良い結果になることが多いので(まれに逆もありますが)、箪笥類の大物は仕方ないにしても、小さい物は全て段ボールに詰めてまとめてしまう方法をおすすめします。更に可能な場合ですが、建物内の家財一式を一つの部屋に集めてまとめてしまうのも一つの方法です。比較的家財が少なめ又は解体できる家具等、集めても圧迫感が出ない程度の場合は有効です。(この場合、家財を集める前の部屋の写真を、家財を集める前にポータルサイト掲載様の写真として撮影しておくことをおすすめします)
売出方法のコツ その参
居住中(住みながら売却)のケース
売却の場合、ポータルサイト掲載の為の室内写真を撮影し掲載しますが、この際のキッチンや洗面所・お風呂やトイレといった水廻りの写真は重要です。サイトによっては全ての水廻りの写真が必須のようになっているサイトもあります。これらの写真がないと「写真が豊富です」と検索者にアピールできないサイトもあります。

検索者からすると水廻り(キッチン・お風呂など)は気になるポイントの上位を占めているので、そういう点からも掲載はベストです。
住みながら売却する場合、掃除や片付けの手間もありますが、余計に室内をサイト上に掲載するのもただ単に興味を持たれたりするだけなので、私の場合ですが、必要最低限、例えばキッチンであればシステムキッチンの足元の角付近から斜め上の角度(吊戸棚が写る程度で)で、ややアップで、あくまでキッチンの色味や雰囲気が分かる程度の写真・洗面所は洗面台をキッチンと同様の感じで、またトイレも最低限でアップ気味の写真を撮影していました。余計な部分をギリギリ避けて必要な部分を撮影する感じです(このような写真でも、当然サイトに登録できますし購入希望者も水廻りの様子や雰囲気は伝わるので、住みながら売却する場合は、写真撮影の工夫が必要だと私は思います。写真撮りについては事前に、担当者とおおまかな話し合いをしておくとよろしいと思います。これをすると余計に掃除や片付ける手間が省けます)。話の分かるこだわりの担当者であれば可能な方法です。
まとめ

今回は、「家財道具・動産・残置物が有る場合の売出方法のコツ3選」についてお伝えしました。ポイントとしては、思い出の品・思い入れの有る物・自分にとって本当に大事な物や大事そうなものはとりあえず、回収しておくことです。ある程度時間をかけてでもです。

次は「解体費や諸経費の支払いは決済時に可能な場合もあります!」です。こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。

